神戸牛はブランド名で、生産地名とは関係ない

阪神大震災で壊滅的打撃を受けた神戸だが、さて、その一連のニュースのなかで、神戸牛がどうなったか、というのはなかったようである。日本を代表する牛肉である神戸牛の牧場もまた、壊滅的な状態なのだろうか。牛肉の輸入も自由化されたところに地震とあっては、さぞ大変だろうと心配してしまうが、じつは神戸牛は神戸産ではないのである。

松阪牛は三重県の松阪産だし、近江牛は今の滋賀県にあたる近江地方産であることは、間違いない。だか、神戸牛は神戸産ではないのだ。神戸というところは、今回の地震報道で詳しくなった方も多いだろうが、海があって、すぐに山となっているところ。とても、牛を飼うような広大な牧場などつくれそうもない土地柄なのだ。

では、なぜそんな土地の名前が牛についているのか。これは要するに、神戸の港に集まってきた牛、という意味なのだ。主に淡路島や但馬地方の牛肉が神戸の市場に届き、そこから全国に運ばれていったので、神戸牛と呼ばれるようになったわけ。だから、論理的には、「神戸牛の松阪牛」なんてのもありえるわけである。

— posted by 本間 at 12:31 am